こんばんは、もう9月ですね、今日から学校と言う人も多いのでは無いでしょうか?
きっと地下鉄は夏休み明けの高校生でいっぱいですね(体験から)
皆さん今日は学校デース?私は休みデース!
さてさて、経団連こと一般社団法人日本経済連合会が、本日9月3日に記者会見を開き、現行の就職活動のルールの廃止について言及したらしいですね。
20卒の私にはなんら関係ないですが、気になったので調べて見ました。
就活の現行ルールはこれ
経団連は現在以下の様な就活のルールを定めています。
1.公平・公正な採用の徹底
公平・公正で透明な採用の徹底に努め、男女雇用機会均等法、雇用対策法及び若者雇用促進法に沿った採用選考活動を行い、学生の自由な就職活動を妨げる行為(正式内定日前の誓約書要求など)は一切しない。また、大学所在地による不利が生じないよう留意する。2.正常な学校教育と学習環境の確保
在学全期間を通して知性、能力と人格を磨き、社会に貢献できる人材を育成、輩出する高等教育の趣旨を踏まえ、採用選考活動にあたっては、正常な学校教育と学習環境の確保に協力し、大学等の学事日程を尊重する。3.採用選考活動開始時期
学生が本分である学業に専念する十分な時間を確保するため、採用選考活動については、以下で示す開始時期より早期に行うことは厳に慎む。広報活動 : 卒業・修了年度に入る直前の3月1日以降
選考活動 : 卒業・修了年度の6月1日以降なお、活動にあたっては、学生の事情に配慮して行うように努める。
4.採用内定日の遵守
正式な内定日は、卒業・修了年度の10月1日以降とする。5.多様な採用選考機会の提供
留学経験者に対して配慮するように努める。また、卒業時期の異なる学生や未就職卒業者等への対応を図るため、多様な採用選考機会の提供(秋季採用、通年採用等の実施)に努める。以上
経団連 採用選考に関する指針 より
http://www.keidanren.or.jp/policy/2018/015.html
そして、今回の話ではこのルールを無くしたいらしいです。
我々大学生にはどんな影響があるか考えて見たいと思います。
そもそも就活解禁って建前だよね?
現行ルールでは、上で引用した通り3月1日に広報活動が解禁となっています。
しかし、私も行っていますが、インターンシップは3年生の夏にかなりの人が行きます。
3年生だけでなく、2年生や1年生も参加している事があります。
さらに、会社説明会やOB・OG訪問は、「建前上は選考活動ではないが、入社した際に一緒に働きたいかと思うか、と言う視点で見られており、絶対に気を抜いてはいけない」と大学側からも強く念を押されています。
なので、どの大学生もこの三つは就職活動であると言う認識で行っていると思います。
さらにいえば、6月1日に内定を持っている大学生は約7割にのぼるとあのリクルートが発表しています。
「就職内定状況」について
6月1日時点での大学生の就職内定率は68.1%
前年同月の61.9%と比べて6.2ポイント高い ※大学院生除くリクルート 【確報版】「2018年6月1日時点 内定状況」 就職プロセス調査(2019年卒)
https://www.recruitcareer.co.jp/news/pressrelease/2018/180625-02/
なぜ6月1日に内定を持っている人が7割もいるのか
大学でも話は出ますが、さっき言ったOB・OG訪問の延長線上にあるような「OB・OG相談会」や「人事面談」と言った〇〇相談会や〇〇面談と言った名目で選考をしている様です。
もちろん、相談会や面談も表向きは「選考に全く関係ない」そうですが、「6月1日に会社に来てください」と言われると内々定で、6月1日に会社に行くと内定がもらえる仕組みのようです。
ルールが廃止されたらどうなるのか予想する
そもそも、私が企業の立場だったとしたら、優秀な人材はいち早く囲っておきたいと思うのは当然です。
また、学生側としても内定は早めに出ていた方が、卒業研究や卒業制作に集中する事ができてありがたいです。
私は、ルールが廃止されても現状が大きく変わると言うことはないと思います。
強いて言うなら、インターンシップや〇〇相談会、〇〇面談が完全な選考になることぐらいだと考えます。
大学生のことを考えての現状の就活ルールの様ですが、結局守っているところの方が少ない以上、体裁だけなのかもしれません。